2018年12月21日金曜日

Linuxでfriioを使う(構築編)

先日、近所のハードオフに行くと、ジャンクコーナーで白Friioが540円で売られていました。

ルータが入った箱の中に、乱雑に詰め込まれていました。
店員さんが何なのか分からず、面倒になって適当に値段をつけてジャンク箱に放り込んだっぽいです。

動けばもうけものなので、早速購入しました。
今回はこれをハックしてみたいと思います。

まず、最初に残念なお知らせから。
フリーオの純正ドライバー類は購入者のメールアドレスがないとダウンロードできないようです。
とは言いつつも、まだネット上には有志の方々が残した互換ドライバなどが存在していて、丹念に探して行けば使えそうです。

普段家ではLinuxを使っているので、Linuxで使うための情報を探してみましたが、recfriioというコマンドラインツールで録画ができるようです。

recfriioについては、以下のサイトにあがっていたのを使わせて頂きました。

Friio関係ファイル置き場
http://www2.wazoku.net/2sen/friioup/

ここから以下のファイルをダウンロードします。
up1206.zip recfriio r5本体
up1210.zip recfriio r5のパッチ
ただし、これらのファイルは、私が使っているXubuntu 18.04ではビルドすることはできませんでした。

色々試行錯誤して、ビルドできるようにソースコードを修正しました。
こちらに上げておきますので、ご利用されたい方はどうぞ。
試していないですが、恐らくUbuntuでも動くと思います。

なお、Xubuntu 18.04でビルドするには、以下のパッケージが必要でした。
それぞれ、apt installでインストールしてください。
make
pkg-config
libboost1.65-all
libpcsclite-dev
ソースコードのtarアーカイブを展開した後、recfriior5のディレクトリに移動してmakeすればOKです。

お使いの環境にもよりますが、2〜3分でビルドが完了し、recfriioの実行ファイルが生成される筈です。

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