Androidシステムちょっと調べてみましたが、このメッセージは、端末に書き込まれているベンダーイメージ(flashのvendor領域に保存されているイメージ)のバージョンと、LineageOSが期待するベンダーイメージのバージョンに違いがある場合に出るようです。
ベンダーイメージの不一致を検出しました。
ベンダーイメージが最新でない可能性があります。
ベンダーイメージがOPM7.181205.001と一致しているか確認してください。
Nexus 5Xについては、2018/12現在、まだサポートが継続していて、ファクトリーイメージが更新される度に、ベンダーイメージやブートローダー、無線関連のファームウェアなどが更新されています。
一方、LineageOSの方も、Nexus5Xに最新のベンダーイメージがインストールされていることを期待しているようで、LineageOSがバージョンアップされる際に、そのタイミングで提供されている最新のベンダーイメージがインストールされているかを確認するように修正しているっぽいです。
ということで、このエラーを出ないようにするには、Nexus 5Xの最新のファクトリーイメージを取得し、そのアーカイブの中からベンダーイメージを抜き出して、本体に書き込んでやればよいです。
例えば、Factory Images for Nexus and Pixel Devicesからダウンロードできる2018/12のNexus 5Xのファクトリーイメージ、
bullhead-opm7.181205.001-factory-5f189d84.zipの中には、アーカイブ「image-bullhead-opm7.181205.001.zip」が含まれており、その中に、
vendor.imgが存在しています。
ついでに、元のアーカイブの直下には、ブートローダー及び無線ファームウェアである
bootloader-bullhead-bhz32c.imgが含まれています。
radio-bullhead-m8994f-2.6.42.5.03.img
これらをfastbootを使って本体に書き込んでやればよいです。
(今回の問題はvendor.imgだけ更新すれば解決しますが、ブートローダーと無線関連のファームウェアは新しいに越したことはないので、合わせて更新します。)
fastboot flash bootloader bootloader-bullhead-bhz32c.imgみたいな感じです。
fastboot reboot-bootloader
fastboot flash radio radio-bullhead-m8994f-2.6.42.5.03.img
fastboot reboot-bootloader
fastboot flash vendor vendor.img
fastboot reboot
再起動後にはエラーメッセージが出なくなっている筈です。
余談ですが、NexusやPIXELのファクトリーイメージには、オリジナルのリカバリーであるrecovery.imgが含まれているようで、LineageOSを導入するためにリカバリーをTWRPに書き換えてしまっても、完全に元の状態に戻せそうです。
ASUS Zenfoneでは、オリジナルのリカバリーは配布されていないのに比べて、とても親切ですね、さすがGoogleです。
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