Raspberry pi 2とFreeBSDで7セグLED時計を作る - ハードウェア制作
の続きです。
前回までで、ハードウェアの制作が終わりましたので、次にRaspberry pi 2にFreeBSDをインストールしたいと思います。
先に言っておきますが、Raspberry piで手っ取り早く色々やろうとするならば、公式のOSであるRaspbianを使うのが圧倒的に便利です。
インターネット上に情報も多いですし、書籍もたくさん出ています。
どうしてもFreeBSDじゃなきゃ嫌、という人でない限り、Raspbianか他のLinuxディストリビューションを使うことをおすすめします。
Raspberry pi向けのFreeBSDですが、私の知る限りここに情報が集まっています。
https://wiki.freebsd.org/arm/Raspberry%20Pi
2020/07/25現在、FreeBSDでまともに使える/使えそうなRaspberry piは、
Raspberry pi B/B+
Raspberry pi 2
Raspberry pi 3
Raspberry pi Zero(W含む)
Raspberry pi 2
Raspberry pi 3
Raspberry pi Zero(W含む)
です、またRaspberry pi 3およびZero WのWi-Fi機能はFreeBSDでは使えません。
(Wi-Fi機能を提供しているICはSDIO接続で、FreeBSDがSDIOをまともにサポートしていないのが原因です。)
このページでは、私の手元にあるRaspberry pi 2の情報を中心にまとめていきたいと思います。
Raspberry pi 2をFreeBSDで使うには、本体にあったOSイメージをダウンロードしてSDカードに焼く必要があります。
OSイメージですが、FreeBSD 11ではRaspberry pi B/B+および2向けが、FreeBSD 12以降ではB/B+、2、3向けが提供されています。
Raspberry pi 2はarmv7でビルドされていて32bitをターゲットとしています。
Raspberry piに対応したFreeBSDは、以下からダウンロードできます。
https://www.freebsd.org/ja/where.html
RPI-B、RPI2、RPI3がそれぞれRaspberry pi B/B+、2、3に対応したSDイメージになります。
FreeBSDにおいてarm版はTier-2ですので、freebsd-updateが利用できません。
RELEASE版よりも、最新のSTABLE版をダウンロードして利用することをオススメします。
(常に最新の機能を追いかけるのならば、CURRENT版を使って下さい。)
FreeBSD-12.1-STABLE-arm-armv7-RPI2-202XXXXX-rXXXXXX.img.xz
xzアーカイブを解凍してimgファイルにします。
xzコマンドで展開できます。
xz -dv FreeBSD-12.1-STABLE-arm-armv7-RPI2-202XXXXX-rXXXXXX.img.xz
以下のようにしてSD/microSDカードに書き込みます。
(「da0」はご利用の環境によって変わります、dmesg等でSD/microSDカードに割り当てられるデバイス名を確認してから指定してください。)
dd if='PATH TO IMG FILE` of=/dev/da0 bs=16M
作成したSD/microSDカードをRaspberry pi本体にセットして電源を入れれば、FreeBSDがブートするはずです。
尚、rootのデフォルトのパスワードはrootになっています。
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